No.88【海をみてたら失敗したことなんか気にならなくなった!!の科学】  

お世話になります!
山本です。

海っていいですよね。


私の地元にもありますが、とんでもなくデカイそれを見てるとちっぽけな自分自身を感じますよね。
そうすると細かいこととかどうでもよくなっちゃうなーと。

皆さんも海や宇宙、広大な自然とかに触れたときに同じような思いを馳せたことがもしかすると、あると思います。


実は科学的にも、これらの現象が及ぼす効果について研究が進んでてとても面白いです。
その一部をご紹介。


これはカリフォルニア大の研究で、200人の学生を対象にしたもの。
彼らに日誌を手渡して、毎日の感情を記録してもらったんですね。
「朝から転んで不機嫌だ」「彼女と話せて嬉しかった」

的な。


その後歯ぐきの組織を調べて炎症物質の量を調べたんですね。

 
すると、結果は
・「畏敬」の感情を体験した回数が多い被験者ほど、心理的不安や、体内の炎症レベルが低くなった!

この場合の畏敬とは
北極でオーロラを目の当たりにする。
斬新なアートや動画等に触れる。
宇宙について思いを馳せて見る。


みたいに
自分の理解を超える対象に触れた際に感じる、鳥肌が立つような感情のこと。
なんかワクワクする!も畏敬になるのかなと。


私も嫌なことがあると、海を眺めたりしたことありましたが確かに気分は回復してた気がします。


当研究について研究者いわく、
「畏敬の念や感嘆といった感情には、サイトカイン(炎症物質)を健康的なレベルに保つ作用がある。つまり、自然のなかを歩いたり、音楽に没頭したり、素晴らしいアートに触れたりといった活動は、いずれもポジティブな感情を引き起こすことで、健康や長寿に大きな影響を持つ
 
「畏敬の念」とは、未知のものを知りたいという好奇心や欲望のことだ。炎症のレベルが高いとき、多くの人間は他者を避けて引きこもりがちになるが、この状態は好奇心や欲望とは真逆である。」

だそうです。


畏敬の念を持つ科学的メリットも明確になってるわけですし、現代アート大自然と触れ合う機会をつくるのもいいかもですね。