No.139【睡眠の質を高めたいなら、空気を入れ換えよう!の科学】
お世話になります!
山本です。
例によって快眠をするメソッドシリーズです。
等コンテンツでもよく述べてます。
皆さんの睡眠の質を高められそうなネタは多数ありまして、色々ご紹介したいところ。
そのうちのひとつが今日紹介する「睡眠の質を高めたきゃ空気を入れ換えようぜ!」って話
下記からご覧ください。
これはデンマーク工科大学の実験で、30人の男女を対象にしたもの。
ここではグループを2つに分けます。
①換気した部屋で1週間寝てもらう
②換気の悪い部屋で1週間寝てもらう
って環境に送り込んだうえで、睡眠の質をチェック。
ここで研究チームが注目したのは「大気中の二酸化炭素量」で、二酸化炭素が少なくなると睡眠の質が高まるのか?見てみたんですね。
換気の方法はシンプルで、
寝る前にドアか窓を開けておく
or
専用のファンで換気をする
の2パターン。室内の温度はすべて等しくそろえてまして、二酸化炭素量だけで睡眠の質が変わるかどうかを見たわけですね。
すると結果は
・みな「さわやかな気分になった」と回答した!
・睡眠の質を器具で測定したら有意に改善した!
・翌朝の気分も良く、眠気も少なく、集中力もアップし、
論理的な思考力テストの成績も良くなった!!
等と非常によい効果が得られたそうで。
研究チームいわく、
「客観的に計測した睡眠の質と、主観的な寝室の快適さは、二酸化炭素のレベルが低くなるほど改善した。」
普段寝る前に換気をするって意識しないとやらないっすよね。
非常に簡単な作業なんで、
今後は室内の空気の入れ換えを意識して行っていきたいですね。
No.138【目標を達成したきゃ公言すべし!な心理学】
お世話になります!
山本です。
以前なにかをやりとげるには、人に言うといい的なことを書きました。
(No.100【100回記念!私が毎日LINE@の更新を出来たワケ】 - 超心理術の話
https://weeeeenn.hatenablog.com/entry/2018/09/19/200125 参照)
どうやらハーバード大学でもそういう実験とかしてるみたいで、面白い実験があります。
そんな話をご紹介。
これはハーバード大学が自営業者を対象に行なった研究によるもの。
銀行口座を新設して彼らに貯金をしてもらうことにしたんですね。
その際に
「いくら貯めたいか」という目標貯金額を
①公開したグループ
②しなかったグループ
と分けて比較を行ったんですね。
すると結果は
公開したグループは銀行への入金頻度が平均で3倍になり!
貯金額も65 %多かった!!
んだそうです。
100万の貯金額なら165万だから結構すごいことに。。。
以前のNo.100でも述べた通りですが、人に言うことでの強制力はかなりのものでありましょう。
ハーバードが証明もしてますし、自己改革はまず人にいうことから初めてはいかがでしょう?
No.137【褒めて育てる!は具体的にどうするのが正しいのか?】
お世話になります!
山本です。
最近とあるご縁で幼稚園や小学生向けの脳科学プログラムの作成等をしている私。
未来ある子供に最新科学の知見と、元引きこもり故に抱く思いもある故なかなかパッションが沸き上がっている次第です。
そんで色々調べると、「子供の褒め方によってその子の知能が大きく変わるぞ!」という研究があったもんでして。
面白い話なんでご紹介。
これはスタンフォードの心理学者キャロル・ドゥエックが行った実験によるもの
思春期初期の子どもたち数百人を対象に、
知能検査の名目で難しい問題を10問やらせます。
ほとんどの生徒がまずまずの点を取るのですが
、終わった後で、褒め言葉をかけたんですね。
んで褒め方を2つに、分けるんですが
①その子の能力を褒めた。
→「8問正解よ。良く出来たわ。頭がいいのね。」みたいな
②その子の努力を褒めた。「まあ、8問正解よ。良く出来たわ。頑張ったのね。」みたいな感じ。
当然両グループの成績の偏りはありません。
その後、子供達に新しい問題を見せて
1.新しい問題への挑戦
2.同じ問題をもう一度解く
の二択を迫ったんですが
結果は
・①能力を褒めたグループは新しい問題を避け、同じ問題を解こうとする傾向が強くなった!!
・一方、②努力を褒められた生徒達は、その9割が、新しい問題にチャレンジする方を選び挑戦することにした!!
だそうです。
以上のことから ドゥエック教授は
能力を褒めると生徒の知能が下がり、努力を褒めると生徒の知能が上がる。
という結論を導き出してます。
何故こうなるかというと
頭の良さ、才能、能力を褒める→難しい問題に直面→「自分は才能がないのか!?」→才能がないと認めたくないので簡単な問題ばかりを選びボロを出さないようにする。
努力、やり方を褒める→難しい問題に直面→「また新しいやり方を見つけたら褒めてもらえる!」→チャレンジをすることを厭わなくなる!
って感じらしい。
もしかすると大人になった今でも応用が出来る話かもしれません。
褒め方一つで変わってしまうのは恐ろしいところなんで、是非活かしてほしい知識ですね。
No.136【「底なしスープ」を飲むと人はどうなるのか?】
お世話になります!
山本です。
満腹度って不思議だなーと思います。
全く食べてないのにお腹が空かなかったり
夜ご飯を沢山食べてもすぐにお腹が空いたり
色々ダイエットに纏わる書籍をみてるとどうやら
栄養補給の合図=空腹感
ではない様子。
それに纏わる話をご紹介。
これはフードサイコロジストのブライアン・ワンシンク博士の実験
食べる量と満腹度の関係を調べるために「底なしスープ」を行ったんですね。
具体的には、
テーブルとスープの皿に細工をしてチューブを繋げて
チューブを通して少しずつスープが注ぎ足されるというもの。
まぁそんな仕組みなんで、被験者永遠に無くならないスープを飲むことになるわけですが当然それには気付きません。
それで普通のスープ皿で食事をした被験者と比較を行ったんですね。
すると
・底なしスープを飲んだ被験者は、普通のスープを飲んだ被験者より70%近く飲んでいたにも関わらず気付くことはなかった!
・さらに、底なしスープを飲んだ被験者で満腹感を感じた人は一人もいなかった!!
んだそうです。
つまり
人はお腹が減ったから食べるのではなく、そこに食べ物があるから無意識にあるだけ食べてしまうということでしょう。
これは人間の満腹度ですらも、錯覚によるものが大きいということがいえてしまうわけです。
ただ、これを逆手に取れば自分が気づかなければ、普段より量を減らして食べた食事でも満腹度を得られるということでもあります。
例えば、皿を普段より小さくするとか
唐揚げとなら個数は変えずに粒の大きさだけ変えるとか
色々ダイエットにも応用できそうな話ですな。
ということで、普段のお食事でなんとなくいつもの量より多く食べ過ぎないように気を付けていきたいですね。
No.135【ガムを噛むとストレス解消になる!の根拠】
お世話になります!
山本です。
ガムっていいですよね。
おいしくて。
ところでガムは有名プロ野球選手や有名なスポーツ選手はよく噛んでるって聞いたことありません?
どうやらガムを噛むとパフォーマンスが上がるという説があるみたいで。
これらは科学的にも的を射た見解である可能性が高いです。
そんなガムに纏わる話をご紹介。
これはスインバーン工科大学の実験によるもの。
まず40人の男女に面倒くさい作業を命じてストレスを与え
①ガムをかみながら作業
②普通通り作業
という具合に分けて検証したんですが
結果は
・①グループはストレスホルモンであるコルチゾールが減少した!
また注意力が増加した傾向が見られた!!
んだそうです。
なんでこういう効果が出るかというのは、厳密には分かってないらしいんですけど
顎を動かすことが脳神経の刺激になるのでは?という説が有力です。
まぁ、人と話すときとかにガムを噛むとあれですが、めんどくさい作業をするときとかにいいんじゃないでしょうか?
お仕事に精を出したい方はクロレッツとかを買って帰りましょう。
No.134【人を動かすなら見た目が大事!の科学】
お世話になります!
山本です。
見た目による影響力って凄いなと思う今日この頃。
白衣を着た人を見ただけで凄そうな印象を覚えたりするのが人間なわけでありまして
見た目には気をつけんとなーと思って、私自身毎日思考してます。
心理学の世界でもそれにまつわる面白い実験がなされてますので、ご紹介します。
これは面白心理学者リチャード・ワイズマンがアメリカのテレビ番組『people watchers』にて行った実験によるもの。
路上にゴミ箱があり、その隣に実験者がいて
道行く人に落ちているゴミを拾ってゴミ箱に入れるようにお願いしてくんですが
下記のスタイルでそれぞれ頼むんですね。
①Tシャツにジーンズ
②スーツ
③警備員
④警察官の制服
でそれぞれ行います。
結果は
・1番ゴミを拾って捨てる割合が多かったのは警察官で2番目が警備員だった!
といった感じでした。
やはり人は見た目で態度を変えることが伺えます。
なんで人によく見られて影響を与えたいのであれば、見た目をクリエイトするは非常に効力があるということですね。
中身のよさを知ってもらうためにも、見た目も拘るとよいですね。
No.133【10セントで人は幸せになれる!】
お世話になります!
山本です。
道に10円が落ちてて拾う。
って恐らく多くの人が経験されたことあると思います。
きっとラッキー!って思ったんじゃないでしょうか?
ところで心理学的には、わずか10セントであっても拾うと人生の満足度は上がるらしいのですが、ご紹介します。
これは心理学者ノバート・シュワルツ氏が行った実験によるもの。
1987年、とある会社で
コピー機のそばに10セント硬貨(日本円だとだいたい10円くらい)を落としておくんですね。
そうすると当然見つける人とそうでない人がいます。
そしてコピー機のそばに行った被験者を調査した結果
・10セント硬貨を見つけた被験者は、見つけなかった被験者よりも幸福感、満足感を感じる割合が大きくなった!!
んだそうです。
シュワルツ氏曰く
「見つけたものの金額が問題ではない。自分の見に前向きな出来事があったかどうかが大切なのです。」
とのこと。
ほんの小さな驚きが前向きな驚きならば人は一時的にでも幸せになれるということでありましょう。
ということで
金額という結果よりも、少しでも+になる結果を積み上げていったほうが幸福度は満たされそうですね。