No.132【価値観に沿って生きる人ほど長生きできる!】

 

お世話になります!
山本です。


皆さんは自分の価値観を持ってますか?
というより把握してますか?

どうやら明確価値観を持って生きている人ほど長生きできるらしいです。

そんな話をご紹介。


これはロチェスター大学が行った14年近い観察研究によるもの。

6000人の男女に「価値観を持って生きているか?」と尋ねたんですね。


それで普通の生活をしてもらい14年もの間調査するんですが


結果としては
・価値観を持って生きていると答えた人は死亡率が15%低い傾向があった!


んですって。


これは、価値観が明確→今やるべきことがわかる→目的のために怠惰な生活をせず、健康的な生活をする

ってことでしょう。


なんで価値観がよくわかってないって人は改めて紙に書いて整理してみたりするといいかもしれませんね。

No.131【先伸ばしを責めると益々先伸ばしするから気を付けろ!的な研究】  

お世話になります!
山本です。


仕事のパートナーがお仕事を先伸ばしにして「参ったな~」ってときありません?


あるいは自分の子供が夏休みの宿題をサボってしまったりとか。


多くの人はそれに対して「次はもっと早めにやりなさい!」と指導しがち。


しかしそれ自体は科学的にはよろしくない結果らしいです。そんな話をご紹介。


これはカナダのカールストン大学で行われた研究によるもの。


テスト前の勉強を先伸ばしにしちゃった学生さんを対象に下記のグループに分けて調査したんですね。


①先伸ばししたことを責める
「今度はもっと早く勉強しなさい!」と指導もする。

②「そういうこともあるさ」
とその行動を許す。


すると結果は
・①の学生は先伸ばしを改めることなく、寧ろ先伸ばしが悪化した!

とのこと。

なんでこうなるかというと
責めるという行為で、罪悪感を感じて脳の認知機能のリソースが奪われると。
その結果、意志の力が機能しなくなるんだとか。


「え?じゃぁどうすりゃええんや?」

って思われる方も多いでしょう。


そもそもなんで人が先伸ばしをするかを考えてみましょう。
それは先伸ばししてる時点で、何かに躓いてるからだとか具体的じゃないからだということがあげられます。

例えば
・やっても楽しくない
・明確な結果が得られないんじゃないか
・なにから手を付けていいかわからない


みたいな感じの躓きが発生してるけど相談できない。

が原因なんじゃないでしょうか?

 

だとしたら、私達にできることは
責めることではなく、"具体的にできるよう協力すること"

なのかなと思います。


言葉でいうならば
「どうしたら○○が出来ると思う?」
「○○をしたらどんないいことがまってるだろうか?」

とかの問いかけをしてあげるのが結構いいんじゃないかと。


ということで
先伸ばしをしてる人は"責める"のではなく"具体的にしていく"をこころがけるといんじゃないですかね?

No.130【★コラボセミナー前日企画★ソクラテスに学ぶ、分からないとこがわからない!を脱却する質問集】

お世話になります!
山本です。


明日は佐藤ベイマックスさんとコラボセミナーをさせていただく予定であります。

催眠やったり、交流したりなにやら楽しそうなセミナーになりそうな予感が今からしてます、、、、。

 

まぁ、今回はそれに伴って前日スペシャル企画を掲載しようかと思います。


なにかというと
    
「誰でもすぐに実用できる!?
セミナーの理解度を爆発的に高める、ソクラテスの用いてた技術を御披露目しちゃおうかな♪」

なんて企画です。


というのも、

よくあるじゃないですか。
例えばセミナーで
「分からないことが分からない!」
「言ってることは分かるのに自分の言葉に出来ない!」

みたいなやつ。
せっかくお金払ってるし使える情報を持って帰りたいですよね。

 

そんでそれを無くすために、かの有名な哲人ソクラテスの用いてた問答法が便利なんですよ。

 

てことで、明日のセミナーに来れる方も、そうでない方も、勉強するという点で大いに使える「ソクラテス式問答法」をご紹介。

 


まずソクラテスについてざっくり説明しますと「無知の知」で有名な古代ギリシャの哲学者です。


ソクラテスは人を説得する天才だったらしく、ソクラテスと議論をすると必ず論破されるって話が有名です。

それで若者から大いに支持されすぎて、権力者に恐れられて死刑にされてしまったなんていう人です、、、。

 

そんなソクラテスが何故説得の天才と言われていたか?

その秘訣こそが有名な言葉である"無知の知"であり、そしてそれを明確にする下記の【ソクラテス式問答法】だったりします。

 

これは下記の
7タイプの質問で構成されております。
-----------------
① 明確化の質問「この取組・問題の具体的なゴールはなんだろう?」

②前提の質問「この取組・問題について自分が分かっていないことはなんだろう?」

③証拠の質問「今考えていることが正しい真実だとなぜ考えたのだろう?」

④起源の質問「今の自分の考えはどこから生まれたのだろう?」

⑤結果の質問「この取組・考えを試したらどんな効果があるだろう?」

⑥視点の質問「他の人はこの取組・考えについてどう考えているだろう?」

⑦仮定の質問「今の取組や解決策の代わりにどんな代替案があるだろう?」
---------------


といった具合ですね


これを「心理学」を例に出してソクラテス式問答法を試してみると、

①明確化「心理学を勉強する目的、目標はなんなのだろう?」→「人の心がわかったらコミュニケーションが有利になるんじゃないか?」

②前提「そもそも心理学を勉強していく上で自分が分かっていないことは何だろう?」→「人とのコミュニケーションにおいて、話す言葉がよくとんでしまうし、自信がなくなってしまうんだよなぁ。」

③証拠「なんで心理学が重要だと確信が持てるようになったのだろう?」→「AIやVR等が盛んになってきた場合に個人に求められるスキルは人同士の調和だと思う!人との繋がりが円滑に出来る人はいつの世も重宝される!」

④起源「どこから心理学が大事だと思うようになり、今の勉強法のアイデアが来たのだろう?」→「メンタリストのDaiGoがメンタリズムを繰り広げ、人はこんなに簡単に操られることの恐怖を感じた。それと今はインターネットや書籍が充実してるし情報は溢れてる!」

⑤結果「メンタリズムを試してみたらどうだろう?」→「実体験することで早く習得できる!人の心理が体系的に学べる!モテて自信がつく!(笑)」

⑥視点「心理学ができる人はどんな暮らしをしているだろう?他の人はどういう風に心理学を学習しているだろう?」→「NLPやカウンセラーの資格取得の本を読んでるらしい。往々にしてあるのは、実戦をしていかないと結果が出ないし学習しない分野だ!」

⑦仮定「心理学以外に可能性が広がる分野は何だろう?」→「脳科学やダーウィニアン進化心理学だろうか?生物としての本質を理解すれば潜在意識にアクセスすることが容易い」


みたいな感じですかね?私が思いつきで書いた内容なんで内容自体が参考になるかは分からないですが。

ここからあやふやな回答がでれば「なぜ?」「どのように?」等の質問もして、もっと具体化してもいいでしょう。

 

とにかくこれのポイントは、自分の今の知識を再検証することで自分の知識の限界に気づけて

自分のたち位置が明確になり、
なにを知ってて何をしらないのか??が明確になります。

 


セミナーで分からないことが分からない!が発生するのは

自身の知識レベルと学ぼうとしていることのレベルの不一致や不明確が招くと言えます。
これ、本や資格勉強も全部そうです。


なんで、ソクラテス問答法でこれから受けるセミナーや読みたい本を分析した後、セミナーをやったら抜群に吸収率高まると思います。(笑)

 

尚、【ソクラテス問答法】は現代においてはミシガン大学がロジカルな問題解決の方法として勧めてたり、
海外の大手企業の問題発見ツールとして採用されてたりします。

 

セミナーをお受けいただく方は是非とも予習がてら【ソクラテス問答法】を使ってみてください。
お受けいただかない方も使ってみてください。(笑)

No.129【相手の感情を理解したいなら相手と同じ表情をしよう!】

 

お世話になります!
山本です。


相手の感情が分かればいいのに!!
って方は多いと思います。


実は最新の心理学によると相手の感情を把握するのはそんなに難しくなかったり。

というのも、最近じゃ感情と筋肉の動きは結構密接に繋がってるよね
なんて言われてたりするもんでして。

今回はそんな裏付けの話をご紹介。


これはウィスコンシン大学社会心理学者ポーラ・ニーデンタルが行った研究。


No.126【何かを考えたときに、筋肉も動いてるぞ!っていう研究】
 https://weeeeenn.hatenablog.com/entry/2018/10/15/231531

の続きに当たる研究です。

ざっくり結論だけいうと
・脳の感情を司る部分は、表情や体の動きから合図を受け取ってるし、体や表情も脳から合図を受け取ってるのが分かったよ。

って感じ。詳しくは上からご覧ください。

 


本実験ではまず学生たちにあるビデオを見せます。
どういうビデオかというと人が幸せな顔、悲しい顔、怒った顔、楽しそうな顔、という感じで様々な表情をつくるっていう内容です。
 

で、学生には顔が変化したらそれぞれの表情に適応したボタンを押すように、あらかじめ言っておくんですね。


そして学生を2グループに分けてそれぞれ下記の指示をします。

①ビデオの中の人物の顔を自由にまねていい。と指示
②上唇と歯の間に鉛筆をはさませ、表情筋が動かないようにさせる。


そんな感じで、ボタンを押す速さを比べたんですよ。

 


すると、結果は
・キーボードのボタンを押すのは、自由に登場人物の顔をまねていいと言われた学生たちのほうが、格段に速かった!!

という感じに。

 

つまり、自分が表情の筋肉を動かすことで、相手の表情を理解し感情を理解出来るのが人間ということであるとのこと。


てなると、無表情や無愛想なんて言われる人は要注意なんじゃないでしょうか。


ニーデンタル博士曰く
「あなたが微笑むと、世界中があなたと一緒に微笑む」

なんて素敵なコメントをしてます。

 

てな感じで、相手の気持ちを理解したいなら相手と同じ表情をするのがてっとり早いかもですぞ。

No.128【不安になる!を解消したい?なら不安になる時間を決めときゃいい!!説】  

お世話になります!
山本です。


不安な感情との付き合い方を良く聞かれます。


確かに不安な状況というのは脱却したいところではありますが
そもそも不安というのは生物として備わったアラート機能のひとつ

ただ、文明が発達した現代だとそのアラート機能が誤作動を起こしてしまいがちでもあります。

やみくもに無くすんではなくて
うまく不安と付き合って行く手立てを見つけたいところ。


というところで

「 不安になる!を解消したい?なら不安になる時間を決めときゃいい!!」

という話があるんでご紹介。

 

これはペン州立大学が行った実験によるもの。

研究者から被験者に予め 「不安になるための時間を決めておくとよい」というアドバイスがされたケースとそうでないケースを比較したんだそうな。


すると 「不安になるための時間を決めておくとよい」は

・だらだらと自分の悩みについて考える回数が減った!!
・ストレスレベルも下がった!!


という結果が得られたそうですね。

 

具体的なやり方としては
・午後1時~30分はお金について不安になる
・寝る2時間前までにお仕事の不安を終えておく


という具合。

予定表などに今抱えてる不安を書き出すとよいでしょう。

 

なぜこの手法が有効なのかというと
・不安を自分でコントロールしてる感がある→ストレスを感じづらい
・漠然とした不安は答えがでないことが原因であるが時間の成約が答えを沸き上がらせる


などの理由があげられるかと。

ただ悩んだことって、あとで振り返ってもあまり身にならないことが多いですから

ある程度不安について考えることに計画性が出ることで、不安をよい方向に利用できて不安との付き合い方が上手くなるのかなと。

 

てことで
不安な感情は前にも述べたようにアラート機能として、今の自分の問題意識等が発してるものですから

本メソッド等を駆使して上手く活用して欲しいと思うところです。

No.127【忙しい!って人は他人のために時間使うといいぞ!!の科学】

 

お世話になります!
山本です。


皆さんは人に親切にすることは日常的に出来てますか?


人に親切にしたり、人のために時間を割くって素晴らしいですよね。


ちなみに心理学的にも、人のために時間を割くことによるメリットが述べられてまして。

なにかというと、「時間がない!って人ほど、親切をするといいぞ!」っていう研究があるんですよ。


なんじゃそりゃ?って方も多いでしょう。
下記をご覧ください。


これはイェール大学が行った研究によるもので。

被験者を2グループに分けて指示をして、その通りに動いてもらいます。

①自分がやりたいことをやる
→貯まってるタスクをこなす、化粧をする、映画をする等
好きなことを自由にやってもらいます。

②他人のためになることをやる
→公園のごみを拾う、隣の家の人の庭掃除をお手伝いする、友人に手料理を振る舞う
等人のためになることを行ってもらいます。


その後、心理テスト等を行って被験者の時間感覚を比較。

すると結果は
・②他人のために時間を使った人は「残された時間が沢山ある」と回答する率が大幅に上がり、最大2倍もの効果値が現れた!
・さらに、その後のワークライフを観察したら、②の人の生産性が増加してモチベーションが高まる傾向があった!!


だそうです。


なんでこうなるかというと
他人を助けるという行為は、誰かの役に立つという確かな手応えが得られます。

すると一人で自身のための行動をするよりも、ストレスが減り、前向きになることで視野が広くなるからだとか。


情けは人のためならず

なんて言いますがこれも科学的には的を射てますねぇ


てな感じで科学的にも人のための行動がススメられてるんで、どんどん親切はしていきたいですね。

No.126【何かを考えたときに、筋肉も動いてるぞ!っていう研究】

 

お世話になります!
山本です。


体の動きと感情はある程度密接に繋がっていると信じてやまない私です。


メンタリストと呼ばれる人は相手の感情を筋肉の動き等から読みとります。


結構基礎的な話ですが、それを裏付けるお話もありましてご紹介します。


これはウィスコンシン大学社会心理学者ポーラ・ニーデンタルが行った研究。

体と感情の繋がりを証明すべく、学生たちに被験者となってもらい実験を行うんですね。


具体的には
学生にいくつかのものの名前
→例えば、赤ん坊、なめくじ、水の入ったペットボトル

みたいなランダムな言葉をまず聞かせると。

次に、喜び、怒り、情緒的、といった抽象的な言葉を聞かせます。

 

次に、学生たちがどんなふうに反応するか見るために、彼らの口の下と目の上に電流の通った小さな棒を装着させます。


その後、ものの名前を聞いてどんなふうに感じるか、口には出さないで頭の中で答えさせたんですね。


例えば
研究者「なめくじをどんなふうに感じますか?」

被験者「(ぬめぬめしてやだな)」

みたいな

そのときの筋肉の動きを見るんですね。

 

以上を行った結果は
・ものの名前でも抽象的な考えでも、学生たちの顔には聞いた言葉に反応する感情が表れた!

たとえば、なめくじと聞いて答えを出す時間は二、三秒なのだが、そのとき同時に表情筋も反応を見せた。

とのこと。

 

研究者曰く
「脳の感情を司る部分は、私たちがどうリアクションすればいいのか体に合図を送っている。


しかも、その経路は一方通行ではなく、体が動かす筋肉と表情筋もまた、脳に合図を送り返し、私たちの感情をさらに強めている。」

ということです。


つまり
筋肉の動きと脳や感情の動きが相互関係にあるということがわかるかと思います。

この相関が分かると自身の感情コントロールにも役立つのかなと。


思考を変えるなら、変えたい思考のときの筋肉の動きも再現してみるといい的な感じです。

 

以上を自分の感情の仕組みを理解する足掛かりにしていただければと思います。