No.137【褒めて育てる!は具体的にどうするのが正しいのか?】
お世話になります!
山本です。
最近とあるご縁で幼稚園や小学生向けの脳科学プログラムの作成等をしている私。
未来ある子供に最新科学の知見と、元引きこもり故に抱く思いもある故なかなかパッションが沸き上がっている次第です。
そんで色々調べると、「子供の褒め方によってその子の知能が大きく変わるぞ!」という研究があったもんでして。
面白い話なんでご紹介。
これはスタンフォードの心理学者キャロル・ドゥエックが行った実験によるもの
思春期初期の子どもたち数百人を対象に、
知能検査の名目で難しい問題を10問やらせます。
ほとんどの生徒がまずまずの点を取るのですが
、終わった後で、褒め言葉をかけたんですね。
んで褒め方を2つに、分けるんですが
①その子の能力を褒めた。
→「8問正解よ。良く出来たわ。頭がいいのね。」みたいな
②その子の努力を褒めた。「まあ、8問正解よ。良く出来たわ。頑張ったのね。」みたいな感じ。
当然両グループの成績の偏りはありません。
その後、子供達に新しい問題を見せて
1.新しい問題への挑戦
2.同じ問題をもう一度解く
の二択を迫ったんですが
結果は
・①能力を褒めたグループは新しい問題を避け、同じ問題を解こうとする傾向が強くなった!!
・一方、②努力を褒められた生徒達は、その9割が、新しい問題にチャレンジする方を選び挑戦することにした!!
だそうです。
以上のことから ドゥエック教授は
能力を褒めると生徒の知能が下がり、努力を褒めると生徒の知能が上がる。
という結論を導き出してます。
何故こうなるかというと
頭の良さ、才能、能力を褒める→難しい問題に直面→「自分は才能がないのか!?」→才能がないと認めたくないので簡単な問題ばかりを選びボロを出さないようにする。
努力、やり方を褒める→難しい問題に直面→「また新しいやり方を見つけたら褒めてもらえる!」→チャレンジをすることを厭わなくなる!
って感じらしい。
もしかすると大人になった今でも応用が出来る話かもしれません。
褒め方一つで変わってしまうのは恐ろしいところなんで、是非活かしてほしい知識ですね。