No.136【「底なしスープ」を飲むと人はどうなるのか?】
お世話になります!
山本です。
満腹度って不思議だなーと思います。
全く食べてないのにお腹が空かなかったり
夜ご飯を沢山食べてもすぐにお腹が空いたり
色々ダイエットに纏わる書籍をみてるとどうやら
栄養補給の合図=空腹感
ではない様子。
それに纏わる話をご紹介。
これはフードサイコロジストのブライアン・ワンシンク博士の実験
食べる量と満腹度の関係を調べるために「底なしスープ」を行ったんですね。
具体的には、
テーブルとスープの皿に細工をしてチューブを繋げて
チューブを通して少しずつスープが注ぎ足されるというもの。
まぁそんな仕組みなんで、被験者永遠に無くならないスープを飲むことになるわけですが当然それには気付きません。
それで普通のスープ皿で食事をした被験者と比較を行ったんですね。
すると
・底なしスープを飲んだ被験者は、普通のスープを飲んだ被験者より70%近く飲んでいたにも関わらず気付くことはなかった!
・さらに、底なしスープを飲んだ被験者で満腹感を感じた人は一人もいなかった!!
んだそうです。
つまり
人はお腹が減ったから食べるのではなく、そこに食べ物があるから無意識にあるだけ食べてしまうということでしょう。
これは人間の満腹度ですらも、錯覚によるものが大きいということがいえてしまうわけです。
ただ、これを逆手に取れば自分が気づかなければ、普段より量を減らして食べた食事でも満腹度を得られるということでもあります。
例えば、皿を普段より小さくするとか
唐揚げとなら個数は変えずに粒の大きさだけ変えるとか
色々ダイエットにも応用できそうな話ですな。
ということで、普段のお食事でなんとなくいつもの量より多く食べ過ぎないように気を付けていきたいですね。