No.131【先伸ばしを責めると益々先伸ばしするから気を付けろ!的な研究】  

お世話になります!
山本です。


仕事のパートナーがお仕事を先伸ばしにして「参ったな~」ってときありません?


あるいは自分の子供が夏休みの宿題をサボってしまったりとか。


多くの人はそれに対して「次はもっと早めにやりなさい!」と指導しがち。


しかしそれ自体は科学的にはよろしくない結果らしいです。そんな話をご紹介。


これはカナダのカールストン大学で行われた研究によるもの。


テスト前の勉強を先伸ばしにしちゃった学生さんを対象に下記のグループに分けて調査したんですね。


①先伸ばししたことを責める
「今度はもっと早く勉強しなさい!」と指導もする。

②「そういうこともあるさ」
とその行動を許す。


すると結果は
・①の学生は先伸ばしを改めることなく、寧ろ先伸ばしが悪化した!

とのこと。

なんでこうなるかというと
責めるという行為で、罪悪感を感じて脳の認知機能のリソースが奪われると。
その結果、意志の力が機能しなくなるんだとか。


「え?じゃぁどうすりゃええんや?」

って思われる方も多いでしょう。


そもそもなんで人が先伸ばしをするかを考えてみましょう。
それは先伸ばししてる時点で、何かに躓いてるからだとか具体的じゃないからだということがあげられます。

例えば
・やっても楽しくない
・明確な結果が得られないんじゃないか
・なにから手を付けていいかわからない


みたいな感じの躓きが発生してるけど相談できない。

が原因なんじゃないでしょうか?

 

だとしたら、私達にできることは
責めることではなく、"具体的にできるよう協力すること"

なのかなと思います。


言葉でいうならば
「どうしたら○○が出来ると思う?」
「○○をしたらどんないいことがまってるだろうか?」

とかの問いかけをしてあげるのが結構いいんじゃないかと。


ということで
先伸ばしをしてる人は"責める"のではなく"具体的にしていく"をこころがけるといんじゃないですかね?