No.108【頼みごとをすると好感度が高まるぞ!の科学】

 

お世話になります!
山本です。

皆さんは頼みごとは結構するほうですか?
それとも頼むと申し訳ない、、、って思うほうですかね?


色んな価値観の方がおるかと思いますが、
実は心理学の世界において、

「頼みごとをするという行為で好感度が高まる」という見解が述べられてたりするんですよ。面白いですよね。

それについてのお話をご紹介。

 

これは行動科学者であるジョン・ジェッカー氏とデビット・ランディ氏が行った実験によるもの。


 被験者に5ドルの謝礼を支払って、ある実験に協力してもらうんですね。(この実験はおとり)

表向きはここで終了してここから調査を始めます。

 

まず、あるとき実験者が被験者に対し
「ポケットマネーで実験をしているんだけど、じつは実験用のお金が足りなくなってしまいました。本当に申し訳ないのだけど、もしよかったらこのまえ渡した5ドルを返してもらえませんか」
とお願いをするんですよ。

被験者からすると
(;゚∇゚)「そ、そうなん?ならしゃーないね」
みたいな感じでしょうかね。

そもそもが5ドルというそう大きくはない金額なので、 お願いの仕方もあって多くの被験者が5ドルの謝礼を返してくれたそうです。

 

・・・さて、面白いのはここからです。

下記の2グループに分けます。
①「5ドルを返してほしい」とお願いされたグループ
②「5ドルを受け取った」グループ。

 

そんで、この「5ドルを返す」という部分が真の実験なので

実験が終わったあと、「実験者に対してどれくらい好感を持てたか?」とそれぞれのグループの被験者に聞いてみたんですよ。


すると結果は、
・②「5ドルを受け取った」グループより、①「5ドルを返してほしい」とお願いされたグループのほうが実験者のことを「いい人」だと感じる傾向があった!!

っていう面白い結果に。

要は頼みごとしたほうが好感度が高まったってことであります。


これは 
頼みごとという厄介なことを言われるイメージがありますが、
相手にとっては、頼りにされたという満足感や
親近感を感じることがありますし

また、自分は人の役に立ち感謝されるだけの人間であると感じたりもするから
その人に対して特別な思い入れを抱いたんでしょう。


ざっくりいえば、当実験においては 

頼みごとされた!

親近感沸いた、頼ってくれた

その人と関係が良好だから頼まれたんだ!

この人はいい人だ!

みたいな感じになったってことかと。

 

確かに、全てやってくれる人とかがそばにいると息が詰まる気がしますし、なんか自分が薄れがちになりますからね、、、

多少頼ってもらったほうが親近感感じるんで私自身、結構納得できるところが多いです。

 

ときには甘えてみる。
ってのもがんばり屋な人ほどやってみるといいかもですぞ。