No.91【朝の気分だけで脳機能にも影響が!?】

 

お世話になります!
山本です。

皆さん朝はどんな気分で起きられますかね?

1日の始まりには、その日起こるであろう出来事や、それに纏わる感情等が渦巻くと思います。


が、

心理学的には、その朝の気分や1日の予想が大きくメンタルに影響することが明らかになってます。
そんな話をご紹介。

 

これはペンシルバニア州立大学の実験で、


 

 

実験の参加者は240人の男女を2週間調査するんですね。尚、以下のようなデザインになっております。

 

①参加者に記録アプリを配布。
②起き抜けに「今日はどんな1日になりそうだ」と思ったかを記録してもらう。
③毎日、ランダムなタイミングで5回ずつ「現在やってる行動」と「どんな気分か」を記録してもらい、ついでに簡単な短期記憶のテストを行う。
 
たとえば「今日は会議でのプレゼンテーションとかあるし、きつそうやな」と朝に思った場合、その予想が脳にどんな影響をあたえるのかを調べたわけですね。

 
尚、短期記憶ってなんぞや?というとざっくりいえば、暗算とか文字を書き移すときとか勿論仕事のアレコレまで、一時的に記憶を保持する期間なんで、
よくここが働く人ほど、仕事のパフォーマンスがよかったりミスが少なかったりします。

 


そんでこれについての結果は、、、
・朝に「今日はストレスが多そう……」と思っただけで、実際にどんな出来事があったかに関わらず、短期記憶の性能は低下した!!


 
よく、解釈や思い込みが脳機能やストレスを左右するよね。と述べてるこのコンテンツですが

朝の不安感とかも結構脳に影響するんですねぇ。


 
この結果に対し研究者は下記の見解とアドバイスを為さってます。
「目が覚めた時点でなんらかの「予想」を持てば、すでに賽は投げられた状態になる。

 

「今日は厳しい日になりそうだ」と思えば、実際に厳しい出来事が起きなかったとしても、あなたは多大なストレスを感じ続ける。大事なのは実際のできごとではなく、世界のとらえ方なのだ。

 

もし目が覚めてすぐに「今日は厳しい1日になりそうだ」と思ったら、1日を始める前に、とりあえず深呼吸をしたほうがいい。できればスマホのリマインダーにでも登録しておこう。

 

もしくは、「今日は失敗してしまいそうだ……」などと思った場合は、やはりスマホで「失敗しそうと感じたときは認知機能が必要な作業は少なくする」と自分へのメッセージを登録しておくのも良い。」

 

といった感じで
自分の気持ちを整理し、脳機能が低下することを見越して対策しとこう!ということでありますな。


1日をよい1日にするために朝の気持ちを整理するのはいいかもしれませんね。