No.74【プレッシャーに強くなるには不安なこと書き出そう!の科学】
お世話になります!
山本です。
プレッシャーに負けたくないですよね。
私自身スピーチやセミナー講師をする立場なわけですが、やり初めた当初はプレッシャーをどう克服するかを色々試行錯誤してたりしました。元々が小心者なので(笑)
そんなプレッシャーと上手く付き合ってくための効果の高いメソッドがありましてご紹介。
これは、シカゴ大学の心理学者シアン·バイロック教授がおもしろい実験を行なっておりまして
バイロック教授らは、大学生の被験者20名に2セ
ットの数学のテストを受けてもらいまして
1回目のテストでは単純に「ベストを尽くすように」と指示
その後2回目のテストの前に
「成績優秀者には賞金が出る」
「成績が悪ければ連帯責任としてチームの他のメンバーに迷惑をかける」
「試験の様子はビデオ撮影され、数学の教官に見られる」
等とプレッシャーを掛けるような言葉をかけまして比較したんですね。
また、2回目のテストの際には下記の2つのグループに分けまして
①10分間試験に関する不安を書き出してもらう。
②10分間静かに座っていてもらう。
という感じにしたんだそうな。
そしたら結果は
・試験直前に静かに座っていたグループは2回目のプレッシャーのかかったたテストで、1回目のテストと比べて正答率が12%も低下!
・一方、試験前に不安を書き出したグループは2回目のテストのほうが、1回目のテストより5%正答率が向上した!
不安を書き出したらマイナスが緩和されるどころか逆にプラスになっちゃったんですね。
これについて研究者曰く
「紙に書き出すことでプレッシャーや脳の中に貯まった情報が吐き出され、自身を客観視できる。
本番で実力が発揮できないプレッシャーに弱いタイプの人は、本番前に不安を書き出すことでパフォーマンスが大きく向上する。」
だそうで、
以前から紙に書くといい!というのは述べさせていただいてますが、ここでも活きてきたのかなという感じですな。
プレッシャーに弱いとお思いの方には朗報のメソッドでしょう。
是非試してみてください。