No.24【とにかく紙に書くんだ!がいい理由】

お世話になります!

山本です。

私とお会いした人の多くは恐らく、「やたら山本は紙に書くことを勧めるなぁ」と思う方も多いはず


というのも"紙に書く"というのが私のお気に入りのメソッドの1つだからでして、それ故によく喋ってるんだと思います(笑)

 

心理学や認知療法等の世界でも"エクスプレッシブライティング"や"筆記開示"と言った名前で使われていて本当に多くの研究によって効果が立証されとりますが、

最新の研究では
「たった8分でも大幅にメンタルが改善するよ!」って結果が出てたりするんですね。

自分の感情やストレスとの対話が容易になるいい手法ですので、ご紹介します。

 

これはミシガン州立大学の実験で、心配性に悩む学生44人を対象にしたもの。心配性度を計る心理テストにて高得点を取った人を集めて実験にあたったとのこと。


実際の実験では全体を2グループにわけまして、

①8分だけ筆記開示
②8分だけ前日に起きたことを書く


って作業をしてもらったそうな。筆記開示の方法はシンプルで、

「あいつがきらいだ!」「あいつの○○がむかつく!」「あのことでイライラする!」

みたいに
自分のネガティブ感情をありのままに書きまくっただけ。


その後、全員の脳の働きを計測。すると、両グループにはハッキリした違いが出ました。

 結果は
・筆記開示をしたグループの成績が向上!
脳機能のパフォーマンスがアップ!
という結果に。


つまり筆記開示をすると、より脳が労力を使うことなく認知機能の働きがアップしたわけですよ。

研究者いわく、
 
「心配事は認知のリソースを食ってしまう。
要するに、心配事が多い人というのは、つねにマルチタスク作業をしているようなものだ。

彼らはひとつの作業をしながらも、もういっぽうでは自分の心配事をモニタリングしつつ、その感情を抑えようとしている。しかし、筆記開示で心配事をいったん外に吐き出せば、認知のリソースは解放され、もっと脳を効率よく使えるようになる。

筆記開示は、脳の一時記憶のスペース(ワーキングメモリという)から「心配」という荷を下ろす役割を果たす。
その結果、「心配」が認知機能の働きを低下させるのを防ぐことができるのだ。」


とのこと。心配事が多い人の脳は、ひとつの作業に集中してるつもりでも自然と複数の仕事をしてるってわけです。


物事を冷静に見る、感情的になるのを防ぐ、ストレスを減らす、認知能力の向上と

ただ書き出すだけでこれだけのメリットが得られるわけですから利用しない手はないですね。
 

皆さんもただ思ったことをひたすら書き出す!
を習慣付けて見るだけで、ストレスとの対話が上手になるかも?なんで気が向いたらやってみてください。