No.47【"やることリスト"よりも"やらないことリスト"!?】  

お世話になります!
山本です。


"やらないことリスト"の効果について色々調べる昨今です。


やることリストやtodoリストなんてものは皆さんもご存知だと思いますが


"やらないことリストはそれらの逆で自分が手出ししないと決めたものをリストにする。"という技法です。やらないことを観念に落とし込むことで今のタスクに集中できる!的なやつですね。

 


仕事できそうな人ほど、やらないことリストを使ってるというのが私の個人的主観なのですが、それに関する情報があったのでご紹介します。

 

 

 


これはジョン・ホプキンス大学の実験で、学生たちに以下のトレーニングをしてもらいます。


モニタに表示された様々な図形から「T」の文字を探す
半分のグループは、何の指示も受けずに文字を探す
残り半分のグループは、「Tは赤い文字じゃないですよ」と教えられる


要するに「何を無視すべきか」を教えられた場合に、ヒトの注意力はどう変わるかを確かめたわけです。

 


その結果は、
・最初のうちは、何も教えられずに文字を探したグループのほうが成績は良かった
・しかし、トレーニングが100回を超えたあたりから、「何を無視すべきか」を教えられグループのほうが成績が上がった!!


って感じだったそうで。
つまり、短期的には余計なことを考えず目標に向かったほうがいいんだけど、長期的には「無視すべきもの」を学んでいったほうが注意力は高まるんだ、と。


研究者いわく、
「注意力とは、重要な情報だけを処理する能力だと思われがちだ。しかし、今回の研究で参加者の脳波を測ったところ、ムダな情報を抑制することの重要性が明らかになった。これは注意力のダークサイドである。」


とのこと。
まずは「なにが不要か」をハッキリさせたほうが、長い目で見れば脳はうまく働き、結果パフォーマンスが上がるということですね。

 


今の自分の周りの情報で不要なものややらないと決めたものをリスト化してみて、今にとにかく意識向けたい人にオススメできそうです。