No.37【頭を良くするには"木に登れ!"】

 

お世話になります!
山本です。


頭を良くするためのメソッドや論文に目がない私です。


本当に沢山の文献に、本当に沢山の手法が掲載されてますが自分なりに根拠のある方法をしていきたいですよね。


ということで、どうやら木のぼりでも頭が良くなるよ!ってのが分かってるようでしたので、そちらの話を紹介します。

 

 

これはノースフロリダ大学の実験で、18〜59才までの参加者を3つのグループにわけて行ったもの。

 

①たんに教室で新しい情報を学ばせる
②ヨガをやってもらう
③木のぼりをやってもらう

 みたいなワークにまず取り組んでもらったと。

そんで2時間後、ワーキングメモリの能力を測るテストを行ってもらったんですね。

ワーキングメモリってのは脳機能の中でも<情報の一時保持、情報を思い出す、情報を処理する>等を司る機能のことで
暗算や日常会話の中でかなり頻繁に使うところやんで、この機能が発達してるほどコミュニケーション力が高かったり、頭の回転が早いということがわかってます。


というところで、結果は
木のぼりをしたグループは、他のグループにくらべて50%も能力がアップしていた!

とのこと。凄い効果値ですね。。。

 

 

 

研究者いわく、

 

「」ワーキングメモリの改善は、人生のさまざまな面に良い影響をもたらす。固有受容性の高い活動により、こんな短時間でワーキングメモリが改善できるとは思わなかった。」

 

とのこと。「固有受容性」は自分の位置や動作に気づくことを指しております。

たとえば、木のぼりの場合なら、「いま右足がこの枝にあるから、次は左足をあっちの枝に置いて…」とか、いちいち自分の手足の位置を確認していきますね。
こういう活動を「固有受容性がある」などと言うんですな。周囲の状況の変化に対応していくうちに、自然とワーキングメモリが鍛えられていくらしいです。

 

ちなみに、木のぼり以外にも「固有受容性」があれば何でもいいらしく、「平均台」や「トレイルランニング」でも似たような効果があるとのこと。ボルダリングなんかもよさげですね。さらに研究者いわく、

 

「今回の研究により、子どもから大人まで幅広くメリットを得られるだろう。ワーキングメモリを鍛える運動の特徴は以下の2つだ。

 

状況の変化が予測しにくい自分の動きを意識的に変えなければいけない

 

こういった運動を行うことで、学校や会社でも成績をあげられるようになる。」

 
とのこと。


この暑い夏だからこそ、自然の多い避暑地に行かれる方も多いと思います。

「大人げない」なんていわずに
無我夢中で木登りしてみましょう。