No.92【ボルダリングで鬱が直る!気分もアガる!!】


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お世話になります!
山本です。


心理学的に、今ボルダリングが熱いです。

ボルダリングってなにかっていうと、崖を模したものを己の体ひとつで登るスポーツです。

ブログ画像を見るとピンとくる方もおるかと思います。都内にはそれが出来る施設もありますね。


このボルダリングですが最近の研究では鬱の改善に役にたつとか。
そんな話をご紹介。

 

これは2015年にアリゾナ大学が行った実験によるもの。

研究チームは、メンタルの不調に悩む100人の男女を集めたんですね。

そんで週3時間のボルダリングを指示して8週間でどのような変化が起きるかを比較して調査しました。

 

その結果 
ボルダリングを行ったグループは、何もしなかった被験者にくらべてなんと4.5倍も症状が改善!
・生きるのが辛いレベルのうつ症状から、普通に生活を送れるまでに変わった!!

だそうです。
えらいこっちゃですな。


ボルダリングが効く理由について、研究チーム曰く
ボルダリングをするには、つねに自分の動きに気を配らなければならない。そのため、人生の悩みについて考えている余裕がなくなるのだ。さもないと地面に落ちてしまう。」

たしかに鬱のことなんか考える暇はないですわな。

つまり、気分が落ち込んだときとかには、ボルダリングが大いに役立つ訳です。

私はまだしたことないですが、この話で俄然興味沸いたんでそのうち行ってみます。

No.91【朝の気分だけで脳機能にも影響が!?】

 

お世話になります!
山本です。

皆さん朝はどんな気分で起きられますかね?

1日の始まりには、その日起こるであろう出来事や、それに纏わる感情等が渦巻くと思います。


が、

心理学的には、その朝の気分や1日の予想が大きくメンタルに影響することが明らかになってます。
そんな話をご紹介。

 

これはペンシルバニア州立大学の実験で、


 

 

実験の参加者は240人の男女を2週間調査するんですね。尚、以下のようなデザインになっております。

 

①参加者に記録アプリを配布。
②起き抜けに「今日はどんな1日になりそうだ」と思ったかを記録してもらう。
③毎日、ランダムなタイミングで5回ずつ「現在やってる行動」と「どんな気分か」を記録してもらい、ついでに簡単な短期記憶のテストを行う。
 
たとえば「今日は会議でのプレゼンテーションとかあるし、きつそうやな」と朝に思った場合、その予想が脳にどんな影響をあたえるのかを調べたわけですね。

 
尚、短期記憶ってなんぞや?というとざっくりいえば、暗算とか文字を書き移すときとか勿論仕事のアレコレまで、一時的に記憶を保持する期間なんで、
よくここが働く人ほど、仕事のパフォーマンスがよかったりミスが少なかったりします。

 


そんでこれについての結果は、、、
・朝に「今日はストレスが多そう……」と思っただけで、実際にどんな出来事があったかに関わらず、短期記憶の性能は低下した!!


 
よく、解釈や思い込みが脳機能やストレスを左右するよね。と述べてるこのコンテンツですが

朝の不安感とかも結構脳に影響するんですねぇ。


 
この結果に対し研究者は下記の見解とアドバイスを為さってます。
「目が覚めた時点でなんらかの「予想」を持てば、すでに賽は投げられた状態になる。

 

「今日は厳しい日になりそうだ」と思えば、実際に厳しい出来事が起きなかったとしても、あなたは多大なストレスを感じ続ける。大事なのは実際のできごとではなく、世界のとらえ方なのだ。

 

もし目が覚めてすぐに「今日は厳しい1日になりそうだ」と思ったら、1日を始める前に、とりあえず深呼吸をしたほうがいい。できればスマホのリマインダーにでも登録しておこう。

 

もしくは、「今日は失敗してしまいそうだ……」などと思った場合は、やはりスマホで「失敗しそうと感じたときは認知機能が必要な作業は少なくする」と自分へのメッセージを登録しておくのも良い。」

 

といった感じで
自分の気持ちを整理し、脳機能が低下することを見越して対策しとこう!ということでありますな。


1日をよい1日にするために朝の気持ちを整理するのはいいかもしれませんね。

No.90【数字を見ただけでパフォーマンスが上がる!?】

 

お世話になります!
山本です。


数字を明確にするのって大事だと思うわけです。


目標を立てるときにはより具体的に!とかっていって数字を明確にすることも多いかと思いますが

数字を何故立てるといいのかについては実は心理学には明敏な見解が得られているところ。


というところで、数字を見ただけでパフォーマンスが上がる!?という話を紹介。


これは2017年に、シカゴ大学のクリストファー・ハシー氏によって、「無意味な数字に人間はどう反応するか」を調べたもの。

 

被験者はネット広告のレーティング作業を指示するんですけど下記の2つにグループを分けるんですね。

①画面上にはつねに"謎のスコア“が表示されて作業するグループ
②なんも表示されないグループ


謎のスコアは被験者が作業を終えるたびにランダムで増加しますが、作業のパフォーマンスを評価しているわけでもなく、得点を稼いだからといって賞品がもらえるわけでもありません。

 

そんで結果を集計してみると、、、
・無意味な数字を見ながら作業を行ったグループは、そうでない被験者にくらべて達成率が25 %多くなった!
 
て感じで増減値がスコアの加算スピードと連動していたんですって。

つまり、"謎のスコアが速く上がるほど被験者のモチベーションも上がり、スコアが増えないときには作業効率が下がってしまったという現象が起きたんだそうな。

 

 この結果についてハシー博士曰く
「数字のフィードバックは,低コストで大きなインパクトを持つ。この現象は、エクササイズでもビデオゲームでも政策提言でも同じように使えるだろう」

とのこと。


確かに、無意味な数字ですらモチベーションが左右されるのですから、人はこんなにも簡単にフィードバックが得られるんだということが伺えますなぁ。


テレビゲームのレベル上げにはすぐ没頭出来て、勉強とかの自己成長には没頭するのが大変なのも

レベルやゴールドといった、数値による具体的なフィードバックバックがあるかないかってことですな。

ダイエットやビジネスにおいても使える概念かと思うので色々試行錯誤してみるといいかもですね。

 

No.89【ダンスで幸せになる!特に○○で幸せになる!】

お世話になります!
山本です。

 

皆さんダンスは好きですか?

体育の授業とか小学校の運動会とかでよくやってるかと思います。
ノリノリで体を動かしてると楽しくなってきますよね。

そんなダンスですが、科学的にもハッピーになれるぞ!ということが証明されてて

その中でも○○ダンスがいいぞと言われてると来たもんです。
そんな話をご紹介。

 

これは韓国の慶北国立大学のキム・スンウ博士によるもの。 
 およそ三百人の学生を集めて実験をおこなったそうな。

まず学生たちを四つのグループに分けたんですね。。
①エアロビクスをしてもらう。
②ボディコンディショニングをしてもらう。
③ヒップホップダンスを楽しく踊ってもらう。
アイススケートをしてもらう。

それぞれしてもらいます。

前半2つはめっちゃ健康に良さそうで
後半2つは楽しそう。

 

そして活動を終え たところで、被験者はいまの気分についてアンケートに答えます。

 

すると結果は
・楽しい動作をするヒップホップを体験したグループが、幸せ度で最高点を記録していた!!


どうやらヒップホップを踊ることで楽しくなって幸福度が高まったらしい。
アイススケートも楽しそうですが難しそうですからねぇ。

ここでのミソは簡単に覚えられて繰り返しが多いダンスで競技目的じゃないことが大事みたいです。


エクササイズや体を動かすと幸福感の体内物質のエンドルフィン等が出ることは明らかですが

楽しく踊れるダンスとかのほうが気持ちが楽しい分効果も高めだそうです。


ヒップホップダンスが良いとのことですし、趣味で某DA PU○PのUS○とか私も練習してみようかな。

No.88【海をみてたら失敗したことなんか気にならなくなった!!の科学】  

お世話になります!
山本です。

海っていいですよね。


私の地元にもありますが、とんでもなくデカイそれを見てるとちっぽけな自分自身を感じますよね。
そうすると細かいこととかどうでもよくなっちゃうなーと。

皆さんも海や宇宙、広大な自然とかに触れたときに同じような思いを馳せたことがもしかすると、あると思います。


実は科学的にも、これらの現象が及ぼす効果について研究が進んでてとても面白いです。
その一部をご紹介。


これはカリフォルニア大の研究で、200人の学生を対象にしたもの。
彼らに日誌を手渡して、毎日の感情を記録してもらったんですね。
「朝から転んで不機嫌だ」「彼女と話せて嬉しかった」

的な。


その後歯ぐきの組織を調べて炎症物質の量を調べたんですね。

 
すると、結果は
・「畏敬」の感情を体験した回数が多い被験者ほど、心理的不安や、体内の炎症レベルが低くなった!

この場合の畏敬とは
北極でオーロラを目の当たりにする。
斬新なアートや動画等に触れる。
宇宙について思いを馳せて見る。


みたいに
自分の理解を超える対象に触れた際に感じる、鳥肌が立つような感情のこと。
なんかワクワクする!も畏敬になるのかなと。


私も嫌なことがあると、海を眺めたりしたことありましたが確かに気分は回復してた気がします。


当研究について研究者いわく、
「畏敬の念や感嘆といった感情には、サイトカイン(炎症物質)を健康的なレベルに保つ作用がある。つまり、自然のなかを歩いたり、音楽に没頭したり、素晴らしいアートに触れたりといった活動は、いずれもポジティブな感情を引き起こすことで、健康や長寿に大きな影響を持つ
 
「畏敬の念」とは、未知のものを知りたいという好奇心や欲望のことだ。炎症のレベルが高いとき、多くの人間は他者を避けて引きこもりがちになるが、この状態は好奇心や欲望とは真逆である。」

だそうです。


畏敬の念を持つ科学的メリットも明確になってるわけですし、現代アート大自然と触れ合う機会をつくるのもいいかもですね。

No.87【ネガティブな感情はポジティブな感情の6倍の強度】

 

お世話になります!
山本です。


ポジティブでありたい方は多いと思います。


しかしポジティブでありたいと考える人がいるってことはそれだけネガティブな要素が強力な証拠で、人類の大多数が問題として捉えてるからに他ならないでしょう。


では、ポジティブであろうというのがどうして大変なのか?どんなに大変なのか?って話ですが

これは最新科学で明かされてたりします。
そんな話を紹介

 

これは2004年にロードアイランド大学が行った実験で、
研究チームは、とある有名IT企業で60個の事業部を調べ、

収益の高さや顧客の満足度をもとに優秀なチームとダメなチームの違いがどこにあるのかを分析しました。


すると意外な結果が得られまして、、、
・もっとも収益が高かった事業部のメンバーは、仕事中にポジティブな発言をする割合が、ネガティブな発言の6倍も多かった!!
・収益性の悪いチームのポジティブ比は0.36~1だった!


という結果が得られました。


これはつまり
「来月の利益は最悪だ」のように不安なコメントの悪影響をひとつ打ち消すためには、「君の意見には大賛成だ!」といったポジティブなコメントが6倍必要であるということになります。

 

じゃあ何故ネガティブ感情の強度が強いのか?というと、

不安や悲しみ、怒りという一見ネガティブな感情は生存に対して合理的に働くもので、いわば「アラーム機能」の役割を担うものです。

もし仮にネガティブなパワーがない人類がいたとしたら、瞬く間に猛獣や細菌感染等に抗えず絶滅してしまうでしょう。

故にネガティブのが強いという見解ですね。

まぁ、現代だと滅多なことでは猛獣に襲われることもないし、ポジティブに色々チャレンジ出来るほうがいいこともあるんで上手く使いこなしたいところ。


という訳で今すぐポジティブでありたいと思う方は6倍意識してみるといいかもです。

No.86【金のなる木に人は気付けない!?の実験】

 

お世話になります!
山本です。


もし目の前の木に札束がぶら下がってたら??


なんて想像をされたことある方はおりますかね?

もしかしたら、「んなわけない!」って思っておる方もいるかもしれません。

がしかし

そう思った貴方は日常に転がる非日常や幸運に気づかないかも??


的な、ことがかかれた「金のなる木に人は気付けない!?」という面白い話をご紹介。


これはアメリカのウエスタンワシントン大学の研究によるもの。


大学構内の樹木にドル札をぶら下げて気付かれるかどうかを調査したらしいです。。


実際実験を始めてみると
学生たちは視線の少し上にぶら下がっているドル札に誰も気づかず、、、


仲間と話をしながら、ヘッドフォンで音楽を聴きながら、
足早に次の講義に向かいながら、次々と素通りしていってしまったと


んで実験の結果は、
・金のなる木のドル札に気づいたのは
ほんの6%の学生だけだった!


とのこと
非常に面白い実験だなと思います。


つまり何が言いたいかと言うと
幸運は落ちてるかもしれないが、我々はただ見落としてるだけなのかもしれない

ということ。


6%の人になるためにも、毎日の驚きや発見に対して好奇心を持っていきたいですね。