No.126【何かを考えたときに、筋肉も動いてるぞ!っていう研究】

 

お世話になります!
山本です。


体の動きと感情はある程度密接に繋がっていると信じてやまない私です。


メンタリストと呼ばれる人は相手の感情を筋肉の動き等から読みとります。


結構基礎的な話ですが、それを裏付けるお話もありましてご紹介します。


これはウィスコンシン大学社会心理学者ポーラ・ニーデンタルが行った研究。

体と感情の繋がりを証明すべく、学生たちに被験者となってもらい実験を行うんですね。


具体的には
学生にいくつかのものの名前
→例えば、赤ん坊、なめくじ、水の入ったペットボトル

みたいなランダムな言葉をまず聞かせると。

次に、喜び、怒り、情緒的、といった抽象的な言葉を聞かせます。

 

次に、学生たちがどんなふうに反応するか見るために、彼らの口の下と目の上に電流の通った小さな棒を装着させます。


その後、ものの名前を聞いてどんなふうに感じるか、口には出さないで頭の中で答えさせたんですね。


例えば
研究者「なめくじをどんなふうに感じますか?」

被験者「(ぬめぬめしてやだな)」

みたいな

そのときの筋肉の動きを見るんですね。

 

以上を行った結果は
・ものの名前でも抽象的な考えでも、学生たちの顔には聞いた言葉に反応する感情が表れた!

たとえば、なめくじと聞いて答えを出す時間は二、三秒なのだが、そのとき同時に表情筋も反応を見せた。

とのこと。

 

研究者曰く
「脳の感情を司る部分は、私たちがどうリアクションすればいいのか体に合図を送っている。


しかも、その経路は一方通行ではなく、体が動かす筋肉と表情筋もまた、脳に合図を送り返し、私たちの感情をさらに強めている。」

ということです。


つまり
筋肉の動きと脳や感情の動きが相互関係にあるということがわかるかと思います。

この相関が分かると自身の感情コントロールにも役立つのかなと。


思考を変えるなら、変えたい思考のときの筋肉の動きも再現してみるといい的な感じです。

 

以上を自分の感情の仕組みを理解する足掛かりにしていただければと思います。