No.30【お金が及ぼす影響についての心理学!】

 

お世話になります!
山本です。

 

人として生きる上で、お金は切っても切り離せない存在でありましょう。
お金がないと満足いく生活が成り立たないですし、お金があれば好きなように生きやすくなりますからね。

 

しかし、"お金と触れ合うと人間はどういう状態になるのか?"ってところはあまり公にはなってないような気がします。

実は心理学的には明らかななってる部分なので、"お金と人間"についての話をご紹介。

 

これはプライミング効果(観念が行動に現れる現象のこと)について幅広く研究しているミネソタ大学の心理学者のキャスリン・ヴォース氏が行った研究によるもので

前もってお金に関するヒントを与えられると人はどうなるのか実験したものです。

 

今回キャスリンは大学生を実験対象とし2グループに分け
①グループ→お金に関するエッセイを読ませたり、様々な通貨が描かれたポスターに向かって座らせた。

②グループ→特になにも行わないで座らせた。

って感じに
そして

それぞれのグループにとある難しい問題をさせたところ

 

①グループのほうは②グループに比べて、他者に助けを求めるまでにかかった時間が70%も多く

助けを必要としている他者(被験者の知らない人物)に力を貸した時間はわずか半分しかなかった!

 

更に①グループは独りで作業をすることを好み、単独で楽しむ余暇活動を選ぶ傾向にあったし、ほかの被験者と談笑するときも距離を置いて座っていた!

 

とうことでですね。利己的になったようですねー。

 

研究者のキャスリン氏は当研究について
「たとえわずかであれ、お金のヒントは人の気分を変える。プライミング効果が適用された人は他者を頼ることも頼られることも好まない。」といってます。

 

このことから、お金、節約、投資、老後の豊かさ、貯金箱等
お金について掲載された広告やパンフレットには購読者の利己心に訴えるためのものであることは明らかであると。

 

ということでございます。

お金はあくまで手段であり、お金の特性を理解して幅広い目線で取捨選択をしましょうということですね。