No.120【"3"という数字にまとめよう!のワケ】

 

お世話になります!
山本です。


よくプレゼンの仕方とか見てると

要点は3つにまとめろ!

的な話を見ます。有名なのだとスティーブ・ジョブズがしていたプレゼンが3つの要点に上手く纏めてありましたね。

ところで
そもそも何故3なん?て思われる方も多いはず。
そんな疑問を払拭する話をご紹介。


マイアミ大学のケイレブ・エバレット博士が狩猟採集民族を対象に「数の感覚」をチェックしたんですね。


アマゾンのムンドゥルク族やピタバン族っていう狩猟採集民族で、いずれも「数字」の概念を持ってない民族なんですよ。

イメージしづらいかと思いますが

例えば
木の実が2つを超えた場合は
その後3つ、4つ、、、と数が増えたとしても

「たくさん」としか表現出来ない

みたいな感じです。


日本で成人になった今の皆さんは理解しがたいでしょうが誰も幼少のころは数字というものが理解できなかったのと同じです。

 

そんな狩猟採集民族に対してエバレット博士は

空き缶に木の実を4~5個ずつ入れていき、その様子を部族の大人たちに見てもらいました。

続いて、今度は缶から木の実を取りだしながら「缶が空になったら手を上げてください。」
と指示します。


すると
狩猟採集民族は正確な手を上げるタイミングが全くわからなくなってしまった!

んだそうな。


数えられないから缶の中の木の実の正確な数がわからないんだとか。面白いですねぇ


エバレット博士曰く
「数字によるサポートが存在しなければ、健全な大人は4までの数量を正確に区別し思い出すことができないようだ。」

とのこと。


つまり


ジョブズは3つにプレゼンの構成を纏めていた。
という話も

人間の認知リソース的に最適な数であるといえるんですね。


なにか物事を人に伝えるとき

なにかを学習するときは

"3"の数字を意識してみてはいかがでしょうか?