No.8【怒ってる!を有効利用しようの心理学】

お世話になります!
山本です。

 

人である以上感情に苛まれることもあるかと思います。

 

自身の感情のコントロールが上手くなれば、対人関係も習慣化も良好になるでしょうから、どのように感情コントロールをするかといったノウハウは色々なものがありますね。

因みに最新の科学的に分かっていることは、悪い感情は"沸き上がらないように抑える"ではなくて"それぞれの感情にはメリットがあるのでそれを利用しましょう!"説が有力な模様なんで紹介します。

 

これはヘブライ大学の実験にて、おもに「怒りのメリットを得る方法」について調べたものがあります。実験の参加者は159人の学生で、2つのグループに別れて調査を行ったようです。

 

A.怒りグループ:「怒っている状態というのは人間は判断力が高まったり交渉力が高まるから起こりながら自分の意見を強く言ったほうが成功率があがります」みたいな、怒りのメリットを讃える文章を読む。

B.普通グループ:「特定の感情のメリット」については何も触れていない文章を読む。

 

上記のような作業をしたうえで、すべてのグループに、実際にお金のやりとりをする交渉の場に参加してもらいます。

 

すると、その結果は以下のようになりました。

・「怒りグループ」で実際に怒りながら交渉した人は、怒らなかった人よりも大きな金額を得た!
・しかし「怒ると交渉が上手くいく」という文章を読まなかった場合は、怒って交渉しても獲得金額は増えなかった!
・「普通グループ」の場合は、怒って交渉しようが冷静に交渉しようが特に獲得金額に差は出なかった!

つまり、怒りのメリットは「怒りは良いものだ!」と思ったときにだけ得られたわけです。

 

研究者いわく、
「少なくとも、ある特定の場面においては、私たちが得られる結果は、私たちが特定の感情に何を期待するかに左右される。」
とのこと。

 

要するに、その感情の仕組みやメリットを良いと思ってるかどうかで結果が変わるぞと。

 

てな感じで最近の心理学の見解は、ネガティブな感情にも良い部分も悪い部分もあるんだから使い要だよ!という考え方が定説な感じです。

お怒りのエネルギーが出てきたらそれを活かすように考え方を改めていくとパフォーマンスが高まっていいかもしれませんね。