No.163【「親父の背中はでけぇ・・・」の科学的根拠!】
お世話になります!
山本です。
人間の認知ってのは不思議なもので、ときにモノの大きさですら歪ませて見えることがあります。
代表的なのは
「親父の背中はでけぇ・・・」
ってやつですかね。
どうやらこの実物の大きさと変わってしまうという現象も
心理実験で証明されてるみたいですのでご紹介。
これはハーバード大学の心理学者ジェローム・ブルーナーらが行った実験。
10歳の子供30人を対象に下記のグループに割り振ります。
① 1セント、5セント、10セント、25セント、50セントの5種類のコインを見せる
② ①グループのコインと同じサイズの灰色のボール紙を見せる。
そんでそれぞれのグループに、自在に円形のサイズが調整可能な光源とスクリーンを使って
今見た種類と同じ大きさで光のサイズを調整してくださいと指示します。
その結果は
・②のボール紙のグループはほぼ正確に円のサイズを再現した
しかし①の硬貨を用いたグループはいずれのサイズも実際より大きな円を作成した!!
・おまけに家の経済状況が裕福でない子供ほど大きな円を作る傾向があった!!
という感じだったそうな。
まあ70年以上前の研究のため、最新のデータではないですが
ここで分かったのは「ものの価値によってものの見え方が変わる」
ということでありましょう。
先ほど述べた父親の背中もそうだし
あとは日本の硬貨の大きさについてとかもそうかもしれません。
子供のときは10円玉が50円玉や100円玉よりも大きいということを知ったときにびっくりしたことがあります。
そういう方いますかね。
これ男性の方とかで身長コンプレックスとかで悩んでる方とかだと
自分の魅力を最大限高める努力をすれば実際より大きく見せることができるかもしれませんね(笑)