No.156【ミラーニューロンについて学ぼう!!っていう話】
お世話になります!
山本です。
口癖が移っちゃう
とか
夫婦で長年連れ添ってきたら似てきた
とか
人ってのは回りの人に影響を受けるものであります。皆さんも少なからず実体験されたりしてますでしょう。
今回は
"なんで人に影響されるの?""影響されると人はどうなるの?"
的なものを【ミラーニューロン】という概念を用いて解き明かしていこうと思います。
てことで
ミラーニューロンてなんぞや?どうやって発見されたの?どう応用すんの?
的な話しをご紹介。
ミラーニューロンをざっくりいうと
他の個体の行動を見たときに、"自分も同じ行動をとっているか"のように反応をする脳内の神経細胞だそうで。
人間のみならず、霊長類等の高等生物に見受けられるんだそうな。
これはイタリアのパルマ大学のジャコモ・リッツァオラッティ博士とその教え子の研究により発見されました。
具体的に一部の実験を紹介すると
猿を使った実験を行い、猿の頭に脳の動きを計る電気のスティックを埋め込んで調査を行ったと。
それで、猿がピーナッツを食べてるときには脳の運動前夜が活発に動いてるのが分かったりします。
ここからが面白くてですね。
脳に電極を指した猿を座らせた脇で
たまたま、昼休みに一学生がジェラートを食べていたときに
・猿は全く動いていなかったのに、ジェラートを食べている学生を見た猿の運動前野に反応があった!
んだとか。
つまり、ジェラートを食べる人間の動きを見て脳の運動を司る部位が活性化したということです。
これにより発見された細胞が【ミラーニューロン】だったりします。
人にも当てはまる概念でして
人が人から影響を受けたり、口癖や行動が似てきてしまうのは
人の行いを見たときに脳の運動前野はピクピクっとその人の行動を無意識にシュミレーションしているからということでありましょう。
なんで、ここから実生活に応用するならば
・尊敬する人の要素を学びたいならば、
尊敬する人の接触回数を増やして何度もミラーニューロンが活性化するようにする!
・相手に影響を与えたい人はミラーニューロンに訴えかけるとよい!
あたりが言えるんじゃないでしょうか?
結構生物としての人間の原則な話なんで上手く活用していきたいですね。