No.154【交渉のときの必殺技"フットイン・ザ・ドア!"】
お世話になります!
山本です。
交渉術的なのをよく紹介してます。
(No.3【交渉のときの必殺技"ドア・イン・ザ・フェイス!"】 - 超心理術の話
https://weeeeenn.hatenablog.com/entry/2018/06/15/153346 参照)
みたいなのですね。
今回は「ハードルの低いお願いからしてイエスを勝ち取ると上手くいきやすいぞ!」っていう交渉術【フットイン・ザ・ドア】のお話です。
これはアメリカの心理学者スティンプソン博士らが行った実験
一部の女子大生を対象に「環境問題についてのアンケート10問に答えてほしい」と依頼するんですね。
アンケート自体はほとんどの女子大生がオッケイしました。
そんで4日後に「大学から数マイル離れた場所まで行き、そこで木を植えてほしい」とお願いして
アンケートに比べると難易度が一気に高くなりましたな。
そのときに
①アンケートをした場合
②アンケートをしないでいきなり依頼した場合
の承諾率を比較。
すると結果は
・いきなりこの依頼をした場合は半数以下の承諾率だった。
・しかしアンケートに答えることに応じた学生の方が80%に木を植える依頼を承諾した!!
という結果に。
これは日常的に使ってる人も多いはず
女性とデートにこぎつけてホテルにいくのに
いきなりホテルいこう!!と言う人はいないはず
男「料理覚えたくてさー。今度料理のこと教えてよー。」
女「いいよー」
男「ありがとう!なら今度の週末お茶でもしながらいかが?」
女「いいよー」
・・・
みたいな流れでちっちゃな承諾を知らず知らず積み重ねておられるかと思います。
またビジネスの場合でも
例えば車屋さんなんかは「気軽に試乗してみませんか?」
「見積り無料!ご相談ください」
といった具合でしょうか?
よく見ますけどこれもフットインザドアですね。
ということで、
フットインザドアもドアインザフェイスも
上手く使いこなして交渉上手になりましょう。
余談ですけど、
必殺技って"必ず""殺す""技術"と書きますけど、結構物騒ですよね(笑)