No.149【やっぱり脳を鍛えたきゃ身体を動かすべし!の科学】

 

お世話になります!
山本です。


以前ネズミを対象にした実験で、身体を動かさないと脳が衰えるかもと述べました。
( No.146【ヤバイ!運動しないと脳細胞が増えないかもよ!?っていう研究】 - 超心理術の話
https://weeeeenn.hatenablog.com/entry/2018/11/05/174956 参照) 


生物である以上、生存するために身体を動かすことと脳機能はある程度連動しとるんよね。

と述べました。


この手のネタはまだまだ多数ありますので
今回はネズミではなく人間を対象にした研究を紹介。

 


これはイリノイ大学のチャールズ・ヒルマン教授とその研究チームによる調査によるもの。

研究チームは複数の実験を行いまして


まず
9歳から10歳の子どもたちを対象に

①フィットネス体操を指示した場合
②運動になることをさせない場合

を比較。

そして
思考力、理解力、記憶力を測定するために考案された知能検査を子どもたちに受けさせて、彼らの脳をスキャンしたんですね。

すると、
・フィットネスをした子供は記憶力のテストで高い成績を出した!
・子どもたちのフィットネスのレベルは脳の海馬の大きさに関連していることがわかった!!

んだそうな。

 


さらに別の実験にて
エクササイズが子どもの脳の機能に、"すぐ"影響を与えるのかどうかを調べたんだそうです。

 

具体的には下記のように2回に渡り調査を実施したんですね。

1回目→子どもたちに軽いエクササイズをさせた。(ルームランナーをつかった20分の早歩き)
その後知能テスト。


2回目→20分椅子にじっと座らせた。
その後知能テスト(1回目と同じもの。)

 

知能テストの内容は
コンピュータのスクリーンに映し出される情報を理解するというものだ。スクリーンには彼らを惑わす楽しいアニメ映るようになってて

なかなか集中力の必要なワークをやらされます。

 

んで、結果は
・テストの前に軽くランニングをした子どもたちには、じっと座っていた子どもたちよりはるかにすぐれた集中力が認められた!

・脳の前頭部と頭頂部では集中力に必要な神経細胞が活性化し、この細胞の活性化はじっと座っていた子どもたちに比べて顕著だった!!

 

ということだそうで2度に渡る研究は身体を動かしたチームの圧勝。身体を動かすことと脳機能やパフォーマンスの繋がりが大きく影響することが明らかとなりました。

 

研究者曰く
「もし子どもたちに最高の理解力、卓越した思考力、素晴らしい集中力をつけさせたいと思うなら、カリキュラムに休み時間を加えることだ。

また、子どもたちにはもっと屋外での運動をさ
せるべきだ。学校のカリキュラムに戸外での運動がないというのは奇妙なことだ。

体を動かして健康になると、心も柔軟で健康になる。運動こそが、子どもたちが心身ともに健康になるための処方箋である。」


と述べてます。

 

てことなんで、自分の気持ちやパフォーマンスに疑問点を感じたときは軽いランニング等で汗を流してみましょう✨


とくに現代人は運動不足になりがちなんで、ちゃんと身体を動かしてたいですなー。