No.146【ヤバイ!運動しないと脳細胞が増えないかもよ!?っていう研究】

 

お世話になります!
山本です。


皆さんは運動はされてますか?

もしかしたら運動を習慣にしている人もいれば、そうでない方もおられると思います。


最近の心理学や脳科学の分野においては、体を動かすことの重要性というのが大変多く吟われてます。


そんななか、「体を動かさないと脳細胞が増えないからヤバイぞ!」という実験があると来たもんでして、是非皆さんに知ってみてほしいところです。


そんな話をご紹介。


これは1990年代後半にカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究によるものです。


運動と脳の細胞の関係をネズミをつかって調査するんですね。

具体的には
まず、ネズミたちの脳に薬品を注入します。

それで脳細胞の変化がたどれるように準備をしまして

下記の2つのグループに分けるんですね。

 

①いつでも好きなだけ回し車がつかえるようにした。
②何もないケージに入れて特別な運動はできない状態にしておいた。

 

以上を数週間行い、ネズミの脳を解剖するんですよ。

すると結果は
・①の回し車で遊んでいたネズミたちの脳には、②の何もないケージにいたネズミたちの脳に比べて約11倍の新しい細胞が発生していた!!


11倍って相当じゃないですか?

 

さらに研究員たちは
この新しい脳細胞の発生が活発な運動と本当に関係があるかどうか確かめるために、別のネズミ(③グループ目)で実験を重ねます。

この③グループ目は迷路に入れて、頭を使うであろう状況にするんですよ。
ただ、運動量は①の回し車グループよりもはるかに少ないです。


そんで同様に脳の様子を観察するんですが、


すると結果は
③の迷路グループのネズミは、頭を一生懸命つかったのだが、
回し車に乗ったネズミほど新しい脳細胞の発生は見られなかった!!


つまりこのことから
体を動かして、初めて新しい脳細胞が発生するということがわかったんですね。


これは動物実験なんで近々人間の場合はどうなるの?的な話を述べようとは思いますが


少なくとも、現代の机に向かってパソコンカタカタスタイルは生物として脳の発育に不向きだということが言えましょう。


頭よくなりたい!パフォーマンスあげたい!って人は変な脳トレとかするより運動を習慣にするほうがいいかも。