No.112【もし○○じゃなかったら?という質問でありがたみを思い出す!】
お世話になります!
山本です。
心理学を学んでてふと思うことがありまして
もし、心理学に出会わず学ぶこともなかったらどうなってんのかなー
と自問することがあります。
まぁ、私はこのあと末恐ろしい展開をイメージしてしまうんですが
皆さんは、もし○○じゃなかったら?という質問を自分の仕事やパートナー、スキル等について思いを巡らすことはありますでしょうか?
心理学においては、もし○○じゃなかったら?という問いかけの有用性が確認されてます。
そんな話をご紹介。
これはノースウェスタン大学とカリフォルニア大学バークレー校の研究によるもの。
研究者は被験者に対して一連のテストを行ったんですが
どういう手順かというと
まず始めに
アメリカ合衆国がどのように生まれたかを振り返ってもらいます。
次にグループを半数ずつ分けて
①アメリカ合衆国が存在していなかったらこの世はどうなっていたかを考えてもらう。
②アメリカ合衆国が誕生したせいでどんな世の中になったかを考えてもらう。
①はいわゆる反事実的思考、②は事実的思考ってやつです。
それぞれ考えてもらった後テストしたんですが結果は
・①のアメリカ合衆国が存在しなかったこと考えたグループのほうが、②の現状について考えたグループより愛国心が高まった!!
たしかにアメリカがもしなかったらって思うだけで、自分の生活や家族も存在しないんじゃないか?というのも考えちゃいますからね、、、
ちなみに研究チームは、国だけではなく世の中のビジネスマンの会社に対しての考えに対して似たようなテストを実施したらしいんですが
すると会社に対して前向きな気持ちが深まることが分かったそうです。
この研究から分かるのは、反事実思考を意図して使うことでパートナーや組織の人間との関係も深まるのではないか?ということ。
長年連れ添ったカップルは、パートナーのありがたみを忘れてしまいがち
もしこのパートナーがいなかったら??
なんて質問をすることで、今の本当は幸せな自分や頼りになるパートナーの存在を再認識できそうですね。
もし○○じゃなかったら?
ってのを試してみてください。