No.10【受けた恩は返す!の心理学】
お世話になります!
山本です。
ここ最近本当に多数の方からご声援やご鞭撻をいただく毎日であります。
とても嬉しく感じておりまして、更に投稿内容に磨きをかけたいと思う今日この頃です。
てな感じで思考してたわけですが、それにまつわる話しで"返報性の原理"(誘い水話法ともいう)
なんてものがあるんですよ。
なにかというと"先に恩を受けると人は恩返しをしたくなる"という原理原則的な話しです。
ということで、それについての有名な実験やハウトゥー等を紹介出来ればと思います。
有名な実験があるのですが、1960年くらいに心理学者のデニス・リーガンが行ったもので
「美術鑑賞」という名目で、ある実験を行ったんですよ。
参加した被験者は、もう一人の被験者とともに作品評定を行います。
因みにもう一人の被験者はリーガン博士の助手でして
サクラとして短い休憩時間に被験者に対して小さな親切をします。
そしてここで2パターンに行動を分けるんですよ。
①一旦休憩している部屋から離れ、コーラを2本持って戻り相手に1本をあげることでした。
②何もしない
てな感じで
そして絵画の評定が終わったときに、
博士の助手は被験者にある頼みごとをしまして
「新車が当たるクジ付きのチケットを売っているのですが、1枚25セントのチケットを何枚か買ってもらえませんか?」
と言います。
つまり被験者にコーラをあげた場合と、休憩時間にただ部屋を出て何も持たずに戻ってきた場合とでチケットの売れ行きを比較したんですよ。
結果は!
・コーラを渡した被験者の方が買ったチケットの枚数は多くなった!
、、、てのは大体予想が付くところです。
しかし驚くべきはその枚数の違い。
・コーラを渡された被験者は、コーラを渡されなかった被験者に比べて2倍もの枚数のチケットを買っていた!!
いやー、2倍は凄いですね。
因みにこれは実際に物のやりとりが発生する必要は必ずしも必要かと言われるとそうでもないんですね。
例えば、相手から将来の夢とかを引き出したいとします 。
いきなり「将来の夢ってなに?」と聞くと、対して関係が出来てなかったりとかしたら
「なんであなたに話さなきゃいけないんですか??」
となりがち。
これを「僕には○○という夢があって、だからこういうことしたいんですよね!ちなみにあなたの夢はなんですか?」
みたいに聞いてあげると打ち明けてくれるんだという信頼感から見ず知らずの人でも話しやすくなっちゃうと。
みたいな感じです。
社会的にも、"受けた恩は返す"を行うのが当たり前の風潮もありますし
相手との信頼関係を作ることが出来るしビジネスや恋愛での基本的な技の一つといえるでしょうね。
ギブ!を先にすることで相手との信頼関係を作るっていきましょう。