No.147【嫌なことはゴミ箱にポーイしよう!の科学】
お世話になります!
山本です。
自分の嫌なところとか気になっちゃいますよねー。
そういうネガティブな感情との付き合い方は、どうしても変えたいところ。
ところで最新の科学では、ネガティブな感情はゴミ箱にポーイ!するといいよとあります。
非常に面白い実験があったのでご紹介。
これは2012年、スペインのオートノマ大学の研究チームによるもの。
83人の学生に「自分の体の嫌なところを紙に書き出してください。」
と指示して下記の2グループに分けるんですね。
①書いた紙をビリビリに破いて捨てる。
②書いた紙はそのまま持っておく。
その後専門の判定テストを使って、全員に「自分の体に対するイメージ」をチェックしたんですね。
すると結果は
・書いた紙をゴミ箱に捨てたグループは、自分にぽじな評価を下すようになった!
・ネガティブ思考のストレスに強くなった!!
この現象を研究チームは「思考の物質化」と呼んでいるらしいですね。
研究チーム曰く
「勿論、嫌な思考は完全に消えたわけではなく、いつで思い出すことが可能です。しかし、思考をゴミ箱に捨てたおかげでネガティブ思考が頭に浮かびにくくなります。その結果ストレスもやわらぐのです。」
だそうな。
ネガティブだな私、、、
っておもっちゃうそこのあなた!
思い付く限り自分の嫌な点を紙に書き出しちゃってください。
それをビリビリにやぶいてゴミ箱にポイしちゃいましょう。
No.146【ヤバイ!運動しないと脳細胞が増えないかもよ!?っていう研究】
お世話になります!
山本です。
皆さんは運動はされてますか?
もしかしたら運動を習慣にしている人もいれば、そうでない方もおられると思います。
が
最近の心理学や脳科学の分野においては、体を動かすことの重要性というのが大変多く吟われてます。
そんななか、「体を動かさないと脳細胞が増えないからヤバイぞ!」という実験があると来たもんでして、是非皆さんに知ってみてほしいところです。
そんな話をご紹介。
これは1990年代後半にカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究によるものです。
運動と脳の細胞の関係をネズミをつかって調査するんですね。
具体的には
まず、ネズミたちの脳に薬品を注入します。
それで脳細胞の変化がたどれるように準備をしまして
下記の2つのグループに分けるんですね。
①いつでも好きなだけ回し車がつかえるようにした。
②何もないケージに入れて特別な運動はできない状態にしておいた。
以上を数週間行い、ネズミの脳を解剖するんですよ。
すると結果は
・①の回し車で遊んでいたネズミたちの脳には、②の何もないケージにいたネズミたちの脳に比べて約11倍の新しい細胞が発生していた!!
11倍って相当じゃないですか?
さらに研究員たちは
この新しい脳細胞の発生が活発な運動と本当に関係があるかどうか確かめるために、別のネズミ(③グループ目)で実験を重ねます。
この③グループ目は迷路に入れて、頭を使うであろう状況にするんですよ。
ただ、運動量は①の回し車グループよりもはるかに少ないです。
そんで同様に脳の様子を観察するんですが、
すると結果は
③の迷路グループのネズミは、頭を一生懸命つかったのだが、
回し車に乗ったネズミほど新しい脳細胞の発生は見られなかった!!
つまりこのことから
体を動かして、初めて新しい脳細胞が発生するということがわかったんですね。
これは動物実験なんで近々人間の場合はどうなるの?的な話を述べようとは思いますが
少なくとも、現代の机に向かってパソコンカタカタスタイルは生物として脳の発育に不向きだということが言えましょう。
頭よくなりたい!パフォーマンスあげたい!って人は変な脳トレとかするより運動を習慣にするほうがいいかも。
No.145【自分の嫌なところが実は強みなんだ!と思うだけで効果が高くなる!!の科学】
お世話になります!
山本です。
皆さんは自分の嫌いなところってあります?
怒りっぽい!
とか
マイナス思考
とか
昨今の心理学においては、「」自分の弱みを打ち消すんだ!」というよりも「自分の弱みも強みとして活用できるんだから上手く活用しよう!」
という旨をよく論じてます。
さらに「活用しよう!」と思うだけで効果はあるときたもんです。
今回はそんな話をご紹介。
これはガブリエル・エッティンゲン博士の実験で、まずは被験者たちに性格テストを行って、全員の衝動性について調べたんですね。
続いて、彼らを2つのグループにわけて、
①一方には「衝動的な人は創造性が高いってデータがあるんです」と教える。
②もう一方には「衝動性と創造性には何の関係もないです」と伝える。
その後、全員の被験者に創造性テスト(「レンガの使い方を100種類考える」みたいなやつ)を受けさせると。。。
結果は
①「衝動的な人は創造性が高い!」と信じたグループは本当に創造性が高くなる傾向があった!!
んだそうな。
研究者いわく、
「私たちは、自分の弱点が時に「強み」にもなり得ることを理解している。この研究により、弱点と「強み」が表裏一体だと信じれば、弱点を有利に使えることが可能だとわかった。」
だそうで。
自分の嫌いなところは、どうしても悪い解釈をしてしまうもの。
しかし
怒りっぽい→何事も挑戦的!
怖がり→準備をおこたらない!
恥ずかしがり屋→穏やかで謙虚!
みたく、解釈をちょっと変えるだけでもしかしたらまだみぬ新たな可能性が開けるかもですぞ。
No.143【犬をつれた男性はモテるらしいぞ?の研究】
お世話になります!
山本です。
昔からうらやましいなと思ってたことに
犬を飼うことだったりします。
芸を仕込んだり、散歩したりって楽しそうだなーと思う次第。
安直ですけども。
そんなワンちゃんですが、飼っておられる方いますか?
どうやらフランスではワンちゃんを散歩してるだけで男性はモテるらしいです。
そんな話をご紹介♪
これはフランスのブリュターニュ南大学や研究。
「男の魅力は犬でアップするか?」を確かめたものです。
具体的には
研究チームの男性に対し、240名の通りがかりの女性に電話番号を聞くように指示します。
そのときの声かけを2グループに分けて
①普通に声をかけ
②犬を連れて声をかける
みたいな感じにしたようです。
すると結果は
・普通に声をかけた場合 → 成功率9%
・犬を連れた場合 → 成功率28%
だった!!
んですって。
3倍ですよ3倍。
犬を連れてることで
やさしそうに見えたりとか
共通の話題が出来たりとか
「こんな天使みたいなワンちゃんがいるんだからこのひとは悪い人ではなさそうね!」
とかの先入観をつくったりとか
そういった理由のようです。
モテたい男性は
クリスマスまでに犬を飼うことをオススメします(笑)
No.142【やっぱり孤独なときが多い人ほど天才性あるかもよ!?な科学】
お世話になります!
山本です。
昨日孤独な人は天才なんじゃね?的な話をしたわけですが
( No.141【孤独なときが多い人ほど天才性があるかもよ?な研究】
https://weeeeenn.hatenablog.com/entry/2018/10/30/235400 参照)
「いや!バイオリン弾く人だからじゃないの?」
「政治家やビジネスマンみたいな、外向性がある人はじゃあどうすんの?」
的な疑問符があがるわけですよ。
んで色々調べてたら、外向性がある人でも
やっぱり孤独な人のが天才性あるかもよ?って話に落ち着きそうな感じです。
そんな話をご紹介。
これは、ポジティブ心理学の開祖、
心理学者のミハイ・チクセントミハイ博士がすでに研究しています。
実はこのチクセントミハイ博士の提唱する「フロー」の理論から山本の代名詞のゾーンの考え方を作ったりしてます。
個人的にかなーりリスペクトしてるお方。
具体的な研究はというと
芸術、科学、政治、ビジネスの分野で並外れて創造的な人物91人を研究対象として選出。
そしてその人たちの創造性、成功の原因がどこにあるのかを調査したという感じです。
この研究の結果は
・分野を問わず全員に共通する点が1点だけ見受けられた!
・それは、孤独な青春時代を送っているということだった!
だそうです。
つまりこのことから、孤独な環境での研鑽が成功につながるのは、なにも芸術家や職人の世界だけの話ではない、といえてしまうということであります。
ビジネスや政治におけるリーダーのような人も孤独のなかで、才能を育ててきたということですな。
ちなみに元引きこもりの私からしたらウハウハな内容です(笑)
ただし、注釈もあって
打ち込むものもないし、友達も全くいないというのはよくないらしい。
孤独の中でなにかに打ち込んでいる。ってのが前提になるそうです。
勿論統計によるものなんで、絶対ではないですが、過去に孤独を味わったことがあったり絶賛孤独中の人には朗報ですよね。なんかしら勇気に繋がればいいなと思う次第です。
No.141【孤独なときが多い人ほど天才性があるかもよ?な研究】
お世話になります!
山本です。
皆さんの中で
根っからの内向的な人と言われて真っ先に思い付く人物といえば私でしょう。
昔はいじめられっこで引きこもり体質でしたし
いまでも本ばっか読んだり、1人を好んだりとかそんな性分ですんで。
ところで、最近の科学によれば孤独感を多く感じた人ほど天才なんじゃないか?という見解が述べられてまして、非常に面白いです。
そんな話をご紹介。
これはフロリダ州立大学のアンダース・エリクソンという心理学者が行ったもので
ベルリン音楽アカデミーに協力を得て
バイオリンのソリストについて調査を行ったもの。
まずバイオリン専攻の学生を下記の3つのグループに分けます。
①将来、世界的に有名なソリストになるであろう学生
②優れてはいるが、世界レベルに届かないであろう学生
③おそらく、演奏者としてやっていくのは不可。バイオリンの教師などになるであろう学生
みたいな感じ
ようは
トップ、まあまあ、期待されてない
みたいなグループ分けですね。
それでこれらの学生が具体的にどのような練習を行ったか観察したんですね。
すると結果は
・練習時間はどのグループもさほど変わらなかった!!
具体的にはいずれも週50時間以上くらい。
・しかし練習の内容は
①のトップグループは個人練習の割合がとても多かった!
具体的には平均24.3時間を個人練習に当てていた!
・逆に③の期待されてないグループの個人練習の割合は①の半分以下。(9.3時間程度)
という結果に。
このことから、孤独に1人で練習する人ほど才能に溢れているという結論が導き出されたそうな。
当然全て1人でやるのは無理なんで、極端はよろしくないですが
1人の時間を多く設けることで、もっとも集中できる状態を自由にコントロールできて
妨害や介入がないのでストレスもたまりづらい故の結果でしょう。
孤独な育ちかたをしてた私からしたら、非常に面白くてかつ勇気を貰える内容だなと思ってます(笑)
たしかにアニメやドラマですげーなーっていつ天才肌な人は一匹狼気質な人が多い気もしますし。
かなーり興味深い内容なんで
この件に関しては別の文献も漁ってみようとは思いますが、
ひとまず、「自分はコミュ力ないから、、、」「孤独が好き、、、」的な人の勇気に繋がれば幸いです。
No.140【ポジティブシンキングの例外について!の科学】
お世話になります!
山本です。
ポジティブになりたい!的な話をよく聞きます。
最新の心理学においてはポジティブシンキングについての論文や専門家の見解が数多く述べられてますが
誤解のないようにきちんとポジティブを理解しないと大変なことになるかも?
的な「ポジティブシンキングの例外」についての面白いお話をご紹介。
これは心理学者のガブリエル・エッティンゲン博士によるもの。
女性を対象にそのときの被験者の思考がダイエットにどう影響してくるかをしらべたんですね。
具体的には
痩せたいと望む肥満女性の被験者数名に
食事療法と運動を組み合わせた本格的な減量プログラムに取り組ませます。
そこで被験者の思考を調査してそれぞれの傾向をみるんですが
まず第一の結果としては
・本ダイエットプログラムの開始前から、減量は成功する!と考えた人は失敗を考えた人よりも、平均で12キロも多く減量に成功した!
んだそうで
ダイエットの内容を信じポジティブに取り組むか否かで結構大きく違いが出る形になりましたと。
実は本実験はそれだけでなく、被験者の一部にはエッティンゲン博士から"減量の困難さ"について尋ねたりもしたんですね。
例えば、「減量は簡単なものではない。何故なら減量に意識を向ければ向ける程町の飲食店や、コンビニエンスストアの食品が魅力的に映るからだ」
的な問いかけをするんですよ。
すると
第二の結果として
・減量はとてもきついものと認識した被験者のほうが、簡単にできると認識してた被験者よりも多くの減量に成功する傾向があった!!
とのこと。
ようは、成功すると考えるのはいいけど、物事の難解さを熟知しないといけないよね。
ってことが導きだせたということになります。
これについて研究者は
「不安な感情もときに役にたつ。不安だからこそ現状を乗り越えるモチベーションへと繋がるのだ。
逆に楽にできると考える人ほど努力を軽んじ、行動を疎かにする。」
といったことを述べてます。
悲観的だと成功が難しいのはごもっともですが、ポジティブに考えるってことにおいても、楽観的すぎて現実から目を背けないようにしないといけないですね。
ポジティブシンキングを盲信してると陥りがちな罠なんで気を付けたいところ。